はじめに
カラーリングの多い中型インコとして人気の高い「オキナインコ」。今回は、オキナインコの魅力や飼い方について、日本国内での販売価格や寿命にも触れながらご紹介します。
オキナインコの特徴
南米原産の中型インコです。野生では小枝を集め、集合住宅のような個室の巣を作り、他の家族と暮らしています。
くちばしの上にあるつむじがチャームポイントです。
最近はノーマルのグリーンや一般的なブルー、ルチノー以外にもカラーが増えてきました。
体長
体の大きさは30cm程度で、体重は100g前後。手に乗せるとやや重く感じます。
食べ物
オキナインコはペレットフードやひまわりの種を食べます。
弊社では下記リンクのペレットフードを利用しています。
りんごやぶどう、梨やみかんなどを与えてみると食べる子もいます。
鳴き声
オキナインコの鳴き声はギャーギャーと大きな鳴き声で鳴きます。
大きな声は隣の部屋まで聞こえる大きさなので賃貸住宅では注意が必要です。
賢いといわれる種類なので、コミニケーションをしっかりと取るとおしゃべり「○○ちゃん(名前)や、おはよう、こんにちは」、根気強く教えれば簡単な挨拶程度であれば話すようになります。
性格・懐き
オキナインコは飼い主と積極的に交流することが好きな鳥です。しばらく飛んで満足すれば飼い主の元に戻ってきて手や肩に乗って遊びます。
鳴き声は穏やかな見た目とは違い、大きな声でギャーギャー、グワーっと鳴きます。雛の頃は、ケケケケケッ、プイプイと鳴き、翼の部分をパタパタ(通称ワキワキ)が見れます。これは雛の時にしか見られないオキナインコの特徴です。
毎日の掃除や水替えの他にも、遊ぶ時間を作ってあげるとよりフレンドリーになるでしょう。
オキナインコは一途な性格の種類なので、鳥同士同じケージで飼育すると狂暴になったり、飼い主に懐かなくなることもあるので、慣れさせるには一羽での放鳥やケージでの飼育をするとよいでしょう。
オキナインコの種類
オキナインコのカラーリングの紹介をします。
ノーマル(グリーン)
全体的に緑色、お腹はグレーの原種です。最近は色変わり品種が人気で、逆にノーマルカラーが減ってきました。
ブルー
全体的に青く、顔やお腹はグレーです。風切り羽は紺色で角度によってはもっと鮮やかで美しいです。
ルチノー
全体的に黄色く、お腹は淡い黄色、風切り羽は白いです。目が赤く、遺伝的にメスが多いです。
ブルーシナモン
全体的に淡い水色で、お腹の羽根は白く、風切り羽は青が混じったグレーで美しいです。目は雛の頃は赤いですが、成長するとブドウ色になります。
ブルーオパーリン
ブルーより明るい羽根色で、お腹はグレーです。背中の羽根一枚一枚に濃い縦線が入っています。これはオパーリンの特徴です。
遺伝的にメスが多いです。
グリーンシナモン
ノーマルよりも全体的にくすんだ緑色の種類です。足元は黄色みがかった綺麗な足をしています。
以上のように、おおまかに分類されますが他にも流通が少ない希少なカラーの個体もいます。
色の品種でこだわるのではなく1羽ごとの個性を見て気に入ったオキナインコをお迎えしてみましょう!
オキナインコを飼う際の注意点
オキナインコを飼育する際には、以下の点に注意が必要です。
・鳴き声
声量が大きいので木造の賃貸住宅等では飼育が難しいと思います。
夜は消灯するとオキナインコも睡眠するので夜鳴きするということはないでしょう。
・鳥かごのメンテナンス
日々の清掃はもちろんですが、非常に賢くクチバシの力が強いので鳥かごの扉の開け方を覚えます。
100円ショップで売っているようなフックなどの留め具を使用して人の手でなければと簡単に開けれないようにすることをオススメします。
鳥かごの近くに電源コードがあると噛んで断線、感電の恐れがあるので冬場のヒーターの配線などには十分注意してください。
・放鳥時における屋外へのロスト
ずっと鳥かごの中にいるのはストレスが溜まりますので一日数時間程度一緒に遊んであげたり室内で放鳥するのをオススメしますが、屋外へ逃げてしまうことについて細心の注意を払ってください。
放鳥している部屋はもちろんですが、他の部屋や玄関がしっかり戸締りされていることを確認してから放鳥しましょう。
オキナインコであれば網戸を破いたり動かすことができる可能性が高いので網戸もNGです。
日本国内における販売価格と寿命
オキナインコの販売価格は、種類や年齢、ブリーダー・ペットショップによって異なりますが、一般的には8万円から20万円程度の範囲で購入することができます。
オキナインコの平均寿命は約20~30年と言われています。適切な飼育環境を整え、適切なケアを行うことで、健康に長生きさせることができます。
まとめ
オキナインコは、大きな目で愛らしい顔つきと姿、コミュニケーション能力の高さ、平均的な寿命の長さなど、多くの魅力を持つ鳥です。ただし、飼育には適切な環境と知識が必要となります。オキナインコを飼うことを検討している方は、十分な準備をして、責任を持って飼育しましょう。
Bring UPでも取扱中
この記事は和歌山県田辺市でインコ・オウムの人工孵化・育雛を行うBring UPのスタッフが書きました。
当社では孵化した雛に挿し餌を行い、元気いっぱい遊びながら育雛しています。
ペットショップに並ぶ前の人の手に慣れた手乗りの雛をお迎えしたいかたはお気軽にお問い合わせください。
弊社に見学に来てお気に入りのオキナインコを見つけたい方はぜひお越しください。
※弊社はペットショップではなく雛を育てることがメインの会社です。雛に給餌していることが多く、急にお越しいただいてもご対応できませんので必ずお問合せ・来訪予約をしてからお越しください。