はじめに
色鮮やかな羽を持つ小型インコとして人気の高い「ウロコインコ」。今回は、ウロコインコの魅力や飼い方について、日本国内での販売価格や寿命にも触れながらご紹介します。
ウロコインコの特徴
ブラジルやアルゼンチンなどの南米原産のインコでホオミドリウロコインコとも呼ばれます。
体長
体の大きさは25cm程度で手のひらにちょうど乗るサイズで体重は70g前後。
食べ物
ウロコインコはペレットフードやひまわりの種を食べます。
弊社では下記リンクのペレットフードを利用しています。
おやつにシード、りんごやぶどう、梨やみかんなどを与えてみると食べる子もいます。
鳴き声
ウロコインコの鳴き声は小さな鳴き声と甲高い大きな鳴き声の2種類があります。
甲高い大きな声は隣の部屋まで聞こえる大きさなので賃貸住宅では注意が必要です。
毎日声をかけてコミュニケーションを取ると、数単語であれば「オハヨ!」「○○(名前)ちゃん!」など喋ることができる個体もいますが、おしゃべりが得意なインコではありません。
性格・懐き
ウロコインコは飼い主と積極的に交流することが好きな鳥です。鳴き声で要求を伝えたり、体の動きで感情を表現したりと、コミュニケーションを楽しみながら飼育することができます。
毎日の餌や水替えの他にも遊ぶ時間を作ってあげるとよりフレンドリーになるでしょう。
同じ鳥かごで多頭飼いするより1羽で飼育するほうがより飼い主に懐く可能性が高くなります。
ウロコインコの種類
ウロコインコは主に以下の6種類が流通しています。
ノーマルウロコインコ
全体的に緑色で胸元は茶色、お腹の部分が赤い、最もスタンダードな種類です。
ワキコガネ
頭部は黒、背中部分が緑色の種類です。
お腹の赤みが多い個体や、黄色みが多い個体など、同じワキコガネでも
写真のように見た目が少し違っています。
パイナップル
背中は緑色、お腹はオレンジや赤、黄色が入った鮮やかな種類です。
同じパイナップルでも、お腹の羽根の赤みが強かったり、黄色かったりと、様々です。
ブルーパイナップル
全身がくすんだ緑色で頭部と首が淡い茶色の全体的にくすんだ色合いの種類です。
ほかの色に比べ、尻尾の色は赤くなく、茶色です。
サンチーク
赤、黄色、緑の鮮やかな羽色が特徴です。個体によって頬やお腹に赤みが多い種類もいます。
シナモン
全体的にくすんだ緑色の種類です。赤い尻尾の色がより目立ち、綺麗な種類です。
以上のように、おおまかに分類されますがウロコインコは個体差での色変わりが多様で個体によって個性豊かなところも特徴のひとつです。
ブリーダーによって色の名前を独自でつけることもあるので、色の品種でこだわるのではなく1羽ごとの個性を見て気に入ったウロコインコをお迎えしてみましょう!
ウロコインコを飼う際の注意点
ウロコインコを飼育する際には、以下の点に注意が必要です。
・鳴き声
・鳥かごのメンテナンス
・放鳥時における屋外へのロスト
日本国内における販売価格と寿命
ウロコインコの販売価格は、種類や年齢、ブリーダーによって異なりますが、一般的には4万円から15万円程度の範囲で購入することができます。
珍しい色の、ムーンチークやミントなどはまだ多くない為、値段が高いことがあります。
ウロコインコの平均寿命は約10~15年と言われています。適切な飼育環境を整え、適切なケアを行うことで、健康に長生きさせることができます。
まとめ
ウロコインコは、美しい羽色と愛らしい姿、コミュニケーション能力の高さなど、多くの魅力を持つ鳥です。ただし、飼育には適切な環境と知識が必要となります。ウロコインコを飼うことを検討している方は、十分な準備をして、責任を持って飼育しましょう。
Bring UPでも取扱中
この記事は和歌山県田辺市でインコ・オウムの人工孵化・育雛を行うBring UPのスタッフが書きました。
当社では孵化した雛に挿し餌を行い、元気いっぱい遊びながら育雛しています。
ペットショップに並ぶ前の人の手に慣れた手乗りの雛をお迎えしたいかたはお気軽にお問い合わせください。